私どもの院では「膝」が痛い方も良く来院されます。「膝」も「腰」同様 一度悪くなると基本的には治らないと思っている方が多く、年齢にもよりますが、中年以降の患者さんは「整形外科で変形性膝関節症と言われたんですがそれでも良くなるものなのでしょうか?」と質問される患者さんは非常に多いものです。歩くと痛い。立ち上がる時が辛い。正座が出来ないなど、「膝」に対しますお悩みは多岐に及びます。そして、確かに「膝」の治療はかなり難しいものである事には間違いありません。もし、「膝の治療なんか簡単だよ!」と言われる先生がいらっしゃったとするとその先生は困ったちゃんであると言うべきでしょう。
40歳を超えたくらいで「膝」に違和感を感じた場合、多くの方々が私って「変形性膝関節症」なんじゃないと思うと言うデータがあります。若い皆様はともかく、40~50台でトラブルがあったとすれば確かに誰でもそう感じるものと思われます。しかし、意外と思われると思いますが、仮に60~70代の方でも真の意味で「変形性膝関節症」の患者さんは非常に少ないものです。「では、なぜです?それは何なんなんですか?」と質問された場合、私が回答しますのは、「膝の痛みは変形性膝関節症だけで起きるものではありません。今、一番一般的な膝の痛みは筋肉性のものです。」とお答えすると思います。(現在ですと100歳を超えるような方の時代は労働や食生活の為、歳を取ったら膝が変形するのは当たり前と言う時代もありましたが、現在そのような事は無いはずです。)
体を酷使する事が少ない現代では、そうそう膝や腰が変形することはありません。2~3mm程度の変形(すり減ったようになる)ものはそれなりにありますが、痛みを伴うような変形になってしまうのは稀です。2~3㎜程度の変形は変形と言うより誤差の範囲ですので、問題にするべき事もないと思います。現代の「膝関節症」の殆どは筋肉性のものと私どもは考えております。特に「大腿四頭筋」を中心とした「伸筋群」への施術が非常に有効です。施術につきましてはお任せ下さい。特別なノウハウがございます。
筋肉性の「膝関節症」であれば、関連した筋肉群を施術すればいい事ですので、それ程問題なく良くなります。少なくとも私の院ではスタッフ一同そのような考えでおります。
PS 「変形性膝関節症」も何とかなるものです。確かに変形してしまった関節が元に戻る事はありませんが、痛みを取る事は実際充分に可能です。ポイントとなるのは痛みは変形のため起きるのではないと言う事です。