「野球肩」どのくらいで良くなる?

あれだけ暑かった夏も既に過ぎ去り、心地の良い季節となりました。今朝は少し寒さを感じる程になりましたね。朝も夕方も太陽が出ている時間は短くなり、冬の足音も聞こえて来るようです。最も明日は「十三夜」 寒いと感じてもおかしくないですよね^^。

 コロナが以前に比べかなりの落ち着きを見せてくれたせいで、私たちの生活もかなり以前のものに戻ってきた感じがします。それは、スポーツをしている方々も同様で、野球やサッカーのお子さんが以前のように来てくれるようになったことからも感じられます。

 私の院には野球関係のお子さんが多く来院されます。いつもならやっぱり「野球肘」の患者さんが多いのですが、今期は「野球肩」の患者さんが多いです。「野球肩」と言いますと「近位骨端線離開」の患者さんが一般的ですが、今
中学生で三角筋を肉離れしてしまった男の子が来ています。「マウンドからストレートを投げたら急に痛くなった。」との事ですが、この様なケースの場合肉離れを起こしている場合が時折あります。このお子さんの場合、腫れが強く「肉離れ」が予想されたため、初日からかなり厳重に「テーピング」を行いました。次の日も来て貰い「テーピング」を外してみると、驚く程腫れが引いていましたが、触ってみると驚く程 深く切れていてかなり酷い肉離れであると確認できました。

 それから昨日で5日経過しましたが、昨日の段階で多少の違和感はあるものの痛みはなくなり、それなりに投げられるようになりました。多分週末は投げられると思います。

 絶対とは言えませんが「近位骨端線離開」でも「肉離れ」でも、「野球肩」と呼ばれる一連の症状は、一週間程度の時間を戴ければかなり回復します。