「仙腸関節」って?

 いきなりですが、皆様は「仙腸関節」という部位をご存じでしょうか? 今は何事にも検索の時代ですからパソコン等に入力しますと立ちどころに雪崩の如く情報が飛び出してきます。ご覧いただければ分かりますように腰椎の5番(L5)の下方に仙骨(S1)がありますが、この仙骨と左右の腸骨を結ぶV字型の関節を「仙腸関節」と呼びます。

 私は以前(若い頃)この「仙腸関節」は基本的にスルーして腰の施術を行っていました。しかし最近ではこの部位には非常に気を使って腰の施術を進めています。学術的なデータを採っている訳ではありませんが、私がこの道に入った約40年前と現代では「腰痛」と言うものに変化があるのかも知れません。昔と比べると明らかに「痛い!」と言われる部位が違って来ている感じがします。

 昔は所謂「腰」の部分に痛みがあったのですが、私のお話しておりますこの「仙腸関節」は「腰」と言うよりも「お尻」に近い部位です。昔の「腰痛」とは明らかに違っている感じは否めません。同じジャンルに相当するような症例でも年代によって異なるものもあると言うのが私の持論です。でも、そんなには間違っていないんじゃないのかな^^?

 そんなこんなで今日も「仙腸関節」を施術する私です。最近本当に多いです。基本的に「腰が痛い!」と言われて来院されます。